妊娠中、わたしは貧血気味だと診断されました。
いままでは、どちらかと言えば、友達にも“血の気の多いタイプ”と言われ、血が有り余ってるなんて、言われることまであるくらいでした。
そんなわたしが、貧血なんて・・・。
もちろん授乳中はかなり食事に気を使い、母乳だけでは不安もあったので、時々産院ですすめられた粉ミルクを使用したりもしていました。
それが、順調に子どもも大きくなり、保育園でお昼を食べてくるようになると、そこまで食事に気を使わなくなってしまったのです。
すると、貧血気味なのか、立ちくらみみたいな症状が出てくるようになったのです。
妊娠中の貧血が関係しているのかどうかわかりませんが、これは気をつけなければいけない、と感じている時期でした。
決定的な出来事があったのです。
その日は、とくに予定もなく、大型のショッピングセンターに一人でショッピングに出かけていた時でした。
駐車場の隅に、献血車なるものを発見したのでした。
血液を出した分、何ヶ月かで新しい血が作られると聞いて、独身の頃から、1〜2年に1度くらいのペースですが、献血に協力していたので、出産後初めて献血をしようと決意したのでした。
何度協力しても、献血って緊張しますよね?
献血前の検査。
検査の液体に落としたわたしの血液は、液体の中でふわふわして、なかなか落ちていかず、ゆっくり時間をかけて底にたどりついたのでした。
こんなことは初めて。
不思議に思っていると、係りの女性に、
「ちょっと検査して良いかなぁ?」
わたしが了承すると、なにかプラスティックの容器に血液を入れ、カチャカチャ振って検査していました。
その検査結果を見た女性は、
「ギリギリかなぁ・・・。200だけもらっていい?」
血液が使える状態なら、と快くOKし、寝かされた状態で血液を抜かれたのでした。
献血車の中で、少し休憩し、野菜ジュースをもらって帰宅。
駐車場に到着し、車をバックさせて駐車した瞬間、目の端からブワーっと銀の幕がおおわれたように頭がくらくらしてきたのでした。
しばらくハンドルによりかかっていると、だんだんと感覚が戻ってきましたが、何とも言えない感覚に、しばらくドキドキしていたのです。
これが貧血?
これまで貧血を体験したことのないわたしには、かなり怖い体験でした。
その日。
インターネットでいろいろ見て、気になるサプリを見つけたのです。
栄養の補助にもなり、黒酢の効果で痩せた人までいるとか。
アミノ酸やクエン酸も豊富で、貧血に効いたという声までありました。
健康で、しかも痩せられるのかも?
健康以上の効果を期待したわたしは、迷わず2袋購入。
毎日2粒飲むだけで、よいのだという。
飲み始めてみると、これがなかなか忘れやすいのです。
届いて1週間は毎日、朝晩飲むことができました。
でも、継続するとなと、朝のバタバタや、夜に旦那さまと晩酌したりなんかで、飲み忘れることもしばしば。
体重が減る、とか、見た目が細くなる、というような目に見えた変化はありませんでしたが、とりあえず、貧血の症状は気にならなくなっていました。
その後、なんとなく追加注文をしようかどうか考えている間に3ヶ月過ぎていました。
黒酢の効果のお陰かどうかは定かではありませんが、とりあえず気になるところもなくなったし、このサプリは卒業しようと思ったのでした。
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